ピックルボールの始め方とは、ルールの要点を読んでから体験会で一度打ち、用具を借りるか買うかを決め、続ける場所を選ぶまでの順番のことです。どの段階も、何を決めればよいかが分かっていれば、1回ごとに迷わずに進められます。
結論から言うと、最初の1か月は「1週目にルールの要約を読んで体験会に申し込む」「2週目に体験会で打つ」「3週目に借りた用具でもう一度打ち、買うかを決める」「4週目に続ける場所を選ぶ」という進め方が一つの例です。パドル(ラケット)は何度か借りて打ってから選んでも遅くありません。料金・日程・施設は変わりやすいので、この記事では決める順番だけを書き、具体的な値は詳しい記事と公式ページに任せます。
この記事の要点
- 最初の1か月の進め方は「読む・探す→体験会→もう一度打つ→続ける場所を選ぶ」の4段階が一例です
- 最初に戸惑いやすい決まりは、下から打つサーブ・ツーバウンドルール・キッチンの3つです
- 連盟は、パドルとボールの貸し出しを2024年度から中止しています(統合前の協会のページの保存版の案内)。借りられるかは会ごとに確かめます
- 買うのは借りて打ってからで間に合います。選び方と値段は別の記事で比べられます
- 続ける場所は、練習会・サークル、スクール・レッスン、貸しコートの3つから選びます
対象読者: ピックルボールに興味を持ったものの、何から手をつければよいか分からない人。
読了後にできること: 最初の1か月の予定を自分で組み、各段階で読む記事と、確かめる公式ページが分かります。
最初の1か月の進め方(例)
下は、週に1回コートに行く場合の進め方の例です。人によって早くも遅くもなるので、段階の順番だけを参考にしてください。競技そのものの説明は「ピックルボールとは?」にまとめています。

4つの段階の例
| 時期(例) | やること | ここで決めること | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | ルールの要約を読む。体験会を探して申し込む | 行ける日と場所 | 体験会の探し方と当日の流れ |
| 2週目 | 体験会で打つ | もう一度打ちたいか | ルールを初心者向けに簡単整理 |
| 3週目 | 借りた用具でもう一度打つ | パドルを買うか、しばらく借りるか | パドルの選び方 |
| 4週目 | 続ける場所を選ぶ | 練習会・スクール・貸しコートのどれにするか | スクールの選び方 |
1か月で決めなくてよいこと
大会に出るかどうかと、長く使うパドルの銘柄は、1か月の間に決めなくてかまいません。2026年版の公式ルールブックの第18.A条は、大会では USA Pickleball の公認一覧に載ったパドルを使うよう求めていますが、これは大会の決まりです。大会に出ると決めた時に「公認パドルの確認方法」で確かめれば間に合います。
毎回のあとに残すメモ(例)
打ちに行った日は、帰りに短いメモを残しておくと、3週目と4週目の判断が楽になります。書く項目の例は次の4つです。
- 行った日・場所・参加した会の名前
- 借りたパドルの重さや握りの太さ(表示があれば)と、打った感じ
- その日に分からなかった決まりや言葉
- 一緒に打った人から聞いた、近くの練習会やコートの名前
分からなかった決まりは次の回までに読み、聞いた練習会やコートは公式ページで条件を確かめます。
体験会の前に読んでおく3つの決まり
「ピックルボールは難しいか」と聞かれたら、USA Pickleball のWhat Is Pickleball?のページの「覚えやすいが、極めるのは難しい(Easy to learn but challenging to master)」という説明が一つの答えになります。統合前の協会の基本情報(保存版)でも、ルールは比較的シンプルと紹介されています。

ダブルスから始める人が多い
USA Pickleball のルール要約(Pickleball Rules Summary)では、シングルスとダブルスのうちダブルスが最も一般的で、初めての人はダブルスから始めることが多いとされています。1人が受け持つ範囲が狭く、チームワークや声かけ、作戦が大事になるからです。連盟の基本情報のページでも、ダブルスが主流と書かれています。
最初に戸惑いやすい3つ
体験会で「ここが違う」と言われやすいのは、次の3つです。ルール要約で読める内容を短くまとめます。
| 決まり | 要約(ルール要約より) | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| 下から打つサーブ | 腕が上向きの弧を描き、ボールは腰より高くない位置で打つ。パドルの先は手首より上に出さない。落として弾ませるドロップサーブも認められている。サーブは1人1回 | サーブのルールと打つ順番 |
| ツーバウンドルール | サーブを受ける側は1回弾ませてから返し、サーブ側もその返球を1回弾ませてから打つ | ツーバウンドルールとは |
| キッチン(ノンボレーゾーン) | ネットの両側7フィートの区域。この中ではボレーができない(ボレーは弾む前に打つこと) | キッチンのルールと反則の例 |
点が入るのはサーブ側だけで、11点先取・2点差で勝つのが一般的です。点の数え方は「得点の数え方とスコアコール」で1点ずつ追えます。言葉の意味に迷ったら「ピックルボール用語集」を引いてください。
1回目は体験会に行く
最初の1回は、ルールを教わりながら打てる体験会が入りやすい入口です。この段階で決めるのは、行ける日と場所、それに申し込む会の条件です。

体験会を探す場所
体験会の案内は、連盟のサイト、練習会の検索サービス、施設の公式サイトに分かれて載っています。連盟の公式サイトのお知らせには「交流イベント」の分類(一覧)があり、体験会・交流会・フェスティバルなどの告知が載ります。3つの探し方の比べ方と、申し込みから当日までの手順は「体験会の探し方と当日の流れ・持ち物」で詳しく扱っています。
申し込む前に確かめること
会によって条件が違うので、申し込む前に次の5つを見ておきます。
- 対象: 年齢や経験の条件があるか
- 定員: 人数に上限があるか、1人で申し込めるか
- 用具を借りられるか: パドルとボールの貸し出しがあるか、有料か無料か
- 靴の指定: 室内用の靴など、指定があるか
- 中止の決まり: 天候や人数での中止、キャンセルの期限
服装と靴
ルールブックの第1節の基本原則には、ボールの色に近い服を避けることが挙げられています。第18.B.2条では、大会の靴は靴底がコートに跡を付けたり傷めたりしないものとされています。体験会では会場の指定が先なので、申し込む時に確かめてください。靴の選び方は「シューズの選び方」にまとめています。
当日に意識しやすい3つの基本
USA Pickleball の7つの基本のページは、どのレベルの人にも大事な基本を7つ挙げています。そのうち、初めての体験会でもすぐに意識しやすいのは次の3つです。
- パドルを体の前に構えておく: パドルを上げて体の前に出した構えで、速い球に備える
- パートナーに声をかける: 特に2人の真ん中に来た球は「自分」などとはっきり声を出し、どちらが打つかを決める
- アウトになる球は見送る: 外に出る球まで打ち返すと、相手に点を渡すことになる
1回目は「この3つのうち1つを試せれば十分」と決めておくと、当日の目標が立てやすくなります。
用具は借りるか買うか
3週目には、パドルを買うか、しばらく借りるかを決めます。USA Pickleball の What Is Pickleball? のページには、始めるのに要るのはパドルとボールだと書かれています。

まずは借りて打つ
統合前の協会の「プレイ・参加する(保存版)」のページには、連盟によるパドルとボールのレンタルは2024年度から中止していると書かれています。借りられるかどうかは、体験会や施設ごとに違います。申し込みの時に、貸し出しの有無と、有料か無料かを確かめます。貸しコートで借りられる用具の比べ方は「コート レンタルと予約の流れ」にあります。
借りたパドルで何回か打つと、重さや握りの太さの好みが分かってきます。会ごとに違うパドルを借りられれば、比べる材料が増えます。気になった点は、次の「買う時に読む記事」を開く時の手がかりになります。「パドルの選び方|重さと厚み」は、重さ・コアの厚み・面の素材と形・握りの太さと長さを仕様表で順に読む手順をまとめているので、メモした感想をそのまま当てはめられます。
買う時に読む記事
- 仕組みと規定から知りたい: 「ラケット(パドル)の基礎知識」
- 仕様表の読み方から選びたい: 「パドルの選び方|重さと厚み」
- 値段の幅を先に知りたい: 「ラケットの値段と価格帯」
- ボールも自分で用意したい: 「ボールの屋内用と屋外用の違い」
値段は公式ストアの表示が変わることがあるので、この記事には書きません。買う前に、上の記事と各公式ストアの表示で確かめてください。
続ける場所を選ぶ
4週目は、2回目以降をどこで続けるかを選びます。続け方は大きく3つで、自分が「打ちたい」のか「教わりたい」のか、「仲間がいる」のかで向き不向きが変わります。

3つの続け方
| 続け方 | 向いている人 | 選ぶ前に確かめること | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| 練習会・サークル | 同じくらいの人と打ちたい | 開く曜日、レベルの目安、参加の条件 | 練習会とサークルの探し方 |
| スクール・レッスン | きちんと教わりたい | 単発か月謝制か、体験レッスンの有無、コーチの資格の表記 | スクールの選び方 |
| 貸しコート | 一緒に打つ仲間がいる | 予約の方法、用具の貸し出し、キャンセルの決まり | コート レンタルと予約の流れ |
選ぶ時の目安
迷った時は、次の順に決めると選択肢が絞れます。
- 通える曜日と時間: 月に何回、どの曜日なら続けられるかを先に決める
- 打ちたいか、教わりたいか: 打つ回数を増やしたいなら練習会・サークル、打ち方を直したいならスクール・レッスン
- 仲間がいるか: 一緒に打つ人が決まっているなら、貸しコートも選べる
近くでできる場所が分からない時は「コートの探し方|全国の施設と地方別まとめ」から探せます。練習会に初めて行く前には「ピックルボールのマナー」で、挨拶や「ボールオン」の声かけを確かめておくと安心です。
大会はその後で
試合に出てみたくなったら、大会の区分と探し方を「国内の大会の種類と探し方」で読めます。大会の要項には、使えるパドルや得点の方式が書かれているので、出ると決めてから読めば十分です。
よくある質問
Q. ピックルボールは難しいですか?
A. USA Pickleball は「覚えやすいが、極めるのは難しい」と説明しています。最初に戸惑いやすいのは、下から打つサーブ、ツーバウンドルール、キッチンの3つです。
Q. パドルは最初に買ったほうがよいですか?
A. 何回か借りて打ってからでも遅くありません。ただし連盟は貸し出しを2024年度から中止しているので、借りられるかは会ごとに確かめてください。
Q. シングルスとダブルスのどちらから始めればよいですか?
A. USA Pickleball のルール要約では、初めての人はダブルスから始めることが多いとされています。1人が受け持つ範囲が狭いからです。
Q. 体験会にはどんな靴で行けばよいですか?
A. まず会場の指定を確かめます。大会の規則では、靴底がコートに跡を付けたり傷めたりしないものとされています(第18.B.2条)。
Q. 始めるのにかかる費用はどれくらいですか?
A. 参加費やコート代は会や施設ごとに違い、変わることもあるので、この記事では書いていません。体験会・貸しコート・パドルの値段は、それぞれの記事と公式ページで確かめてください。
Q. 何歳から始められますか?
A. 年齢の条件は、体験会や施設ごとに決まっています。家族で参加する時は特に、申し込む前に対象の年齢を確かめてください。
参考・出典
この記事の連盟の案内とルールの要約は、2026年10月1日に各公式ページを開いて確認した内容です。体験会の条件、用具の貸し出し、規則は変わることがあるので、申し込む前に各公式ページでご確認ください。1か月の進め方は、編集部が組んだ例です。ルールブックの原文は転載せず、要点をまとめています。
- 一般財団法人ピックルボール日本連盟 公式サイト(2026年10月に統合特設サイトから移行)
- 基本情報|統合前の日本ピックルボール協会のページ(2026年5月19日の保存版)
- お知らせ 交流イベント|Pickleball Japan
- プレイ・参加する|統合前の日本ピックルボール協会のページ(2026年1月8日の保存版)
- What Is Pickleball?(USA Pickleball)
- Pickleball Rules Summary(USA Pickleball)
- 7 Pickleball Fundamentals Every Player Should Master(USA Pickleball)
- 2026 USA Pickleball Official Rulebook(PDF)
最終更新日: 2026年10月21日
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