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ピックルボール ルールを初心者向けに簡単整理|サーブと得点

ピックルボール ルールを初心者向けに簡単整理|サーブと得点

ピックルボールのルールとは、下から打つサーブ、1 回ずつ弾ませる「ツーバウンドルール」、ネット際でボレーを禁じる「キッチン」、サーブ側だけが得点する数え方の 4 つを柱にした決まりごとです。細かな規定はありますが、この 4 点を押さえれば友人どうしの試合は十分に成り立ちます。

結論として、初心者が最初に覚えるのは「サーブは下から 1 回」「最初の 2 球は必ず弾ませる」「キッチンの中でノーバウンドで打たない」「11 点先取・2 点差」の 4 行です。スコアコールやダブルスのサーブ順は、実際に数ゲームやりながら覚えるのがいちばん早いです。

この記事の要点

  • サーブは下から、腰より低い位置で打ち、対角線の相手コートに入れます。1 人 1 回だけです
  • サーブ後はお互いに 1 回ずつ弾ませてから打つ「ツーバウンドルール」があります
  • ネットの両側 7 フィートのキッチンでは、ノーバウンドのボレーが禁止です
  • 1 ゲームは 11 点先取・2 点差。基本はサーブ側だけが点を取れます
  • スコアは「自分の点・相手の点・何人目のサーバーか」の 3 つの数字でコールします

対象読者: 体験会や初めての試合を控えていて、ルールを先に頭に入れておきたい人。テニスやバドミントンの経験があり、違うところだけ知りたい人。

読了後にできること: サーブからラリー、得点、スコアコールまでを自分で判断でき、よくある反則を避けて 1 ゲームを最後までプレーできます。

まず押さえるルールの全体像

ピックルボールの試合は、サーブで始まり、どちらかがフォルト(反則やミス)をするまでラリーが続きます。ここで紹介する内容は、連盟の公式ルールのページと、USA Pickleball のPickleball Rules Summaryの要点を、当サイトの言葉で並べ直したものです。条文そのものは各公式ページで確認してください。

サーブは対角線に1回だけ、ツーバウンドルールは最初の2球を弾ませる、キッチンは7フィートでボレー禁止、得点は11点先取・2点差と一言でまとめた図
4つのルールを一言で

競技そのものの全体像がまだつかめていない人は、先にピックルボールとは?の記事でコートの広さや用具を確認しておくと、この先が読みやすくなります。

ルール 一言でいうと 初心者が間違えやすい点
サーブ 下から打ち、対角線に 1 回だけ 上から打つ、ベースラインを踏む
ツーバウンドルール 最初の 2 球は弾ませてから打つ リターンを空中で打ってしまう
キッチン ネット際 7 フィートではボレー禁止 線を踏んだままボレーする
得点 11 点先取・2 点差・基本はサーブ側だけ得点 相手のサーブ中に点が入ったと思う

試合の形はシングルスとダブルスがあり、どちらも同じ広さのコートと同じ基本ルールで行います。国内の大会や体験会で多いのはダブルスです。

サーブのルールと打つ順番

サーブは、ピックルボールでいちばん「テニスと違う」と感じる部分です。公式の要約をもとに、打ち方の条件を順番に並べると次のとおりです。

サーブの条件を、立つ位置はベースラインの後ろ、打ち方は腰より低い位置、ドロップサーブは弾ませてから打つ、狙う場所は対角線、回数は1人1回の順に並べた図
サーブの5つの条件
  1. 立つ位置: 少なくとも片足をベースラインの後ろにつけます。ボールを打つまで、どちらの足もコートの中やベースラインに触れてはいけません。
  2. 打ち方: 腕を下から上へ振り上げる動きで打ちます。ボールに当たる瞬間は腰より低い位置で、パドルの先が手首のいちばん高いところより上に出てはいけません。
  3. ドロップサーブ: ボールを手から落とし、一度弾ませてから打つ方法も認められています。この場合は 2 の条件は問われません。連盟のページでは 2021 年に導入されたと紹介されています。
  4. 狙う場所: 対角線の相手側のサービスコートに入れます。キッチンの線にかかったサーブは「ショート」でフォルトです。
  5. 回数: サーブは 1 人 1 回だけで、テニスのようなセカンドサーブはありません。

連盟のページによると、2021 年のルール改正でサーブがネットに触れてから正しいエリアに入った場合の「レット(やり直し)」は廃止され、そのままプレーが続くようになりました。入らなければフォルトです。

ダブルスのサーブ順

ダブルスでは、ペアの 2 人ともにサーブの機会があります。流れを表にすると次のようになります。

場面 誰がどこからサーブするか
サーブ権が移ってきた最初の 1 球 右側のコートにいる人から
得点したとき 同じ人が左右を入れ替えて続ける
1 人目がフォルトしたとき パートナーが自分の側からサーブする
2 人目もフォルトしたとき 相手チームにサーブ権が移る(サイドアウト)
ゲームの最初だけ 1 人目がフォルトした時点で相手に移る

シングルスでは、自分の得点が 0 か偶数のときは右側から、奇数のときは左側からサーブします。

ツーバウンドルールとキッチン

ラリーが始まってからの 2 つの決まりが、ピックルボールらしい打ち合いを生んでいます。ツーバウンドルールは、サーブを受ける側が 1 回弾ませて返し、サーブ側もその返球を 1 回弾ませて打つ、というルールです。両チームのコートで 1 回ずつ弾んだ後は、ノーバウンドのボレーでも、弾ませてから打つグラウンドストロークでも構いません。

サーブの後、受ける側が1回弾ませて返し、サーブ側も1回弾ませて打ち、その後はボレーができる流れと、キッチンではボレーがフォルトで弾んだ後なら打てることを示した図
最初の2球は弾ませてから

USA Pickleball の要約では、このルールの目的はサーブ直後に前へ出てボレーで決める有利さをなくし、ラリーを長くすることだと説明されています。

キッチンは正式にはノンボレーゾーンと呼ばれ、ネットの両側 7 フィート(2m13cm)の範囲です。キッチンについて押さえておくことは次の 3 つです。

  • ボレー(ノーバウンドで打つこと)をするとき、キッチンの中や線に足が触れていればフォルトです。パドルや帽子など、身につけているものや持っているものが触れても同じです
  • ボレーを打った後、勢いでキッチンに入ってしまった場合もフォルトです
  • ボレー以外のときは、キッチンに入って構いません。ボールが弾んだ後なら、キッチンの中で打てます

キッチンの線ぎりぎりに立ち、ボールが浮くのを待ってボレーで決めるのが、ピックルボールの醍醐味だと連盟のページでも紹介されています。

得点の数え方とスコアコール

基本の数え方は「サイドアウト方式」で、点が入るのはサーブ側だけです。USA Pickleball の要約には、どちらがサーブしていてもラリーごとに点が入る「ラリーポイント方式」も併記されています。大会ではどちらを使うか要項で決まるので、出場前に確認してください。

比べる点 サイドアウト方式 ラリーポイント方式
点が入る側 サーブ側だけ ラリーに勝った側
レシーブ側が勝ったとき サーブ権が移るだけ 点が入る
公式要約での扱い 伝統的な方式として説明 別の方式として説明
初心者の練習会での使われ方 主催者の案内で確認 主催者の案内で確認

1 ゲームは 11 点先取で、2 点差がつくまで続けます。大会では 15 点や 21 点のゲームもあります。連盟のページでは、3 ゲームのうち 2 ゲームを先に取った側が勝ちという形も紹介されています。ラインについては、ボールがどの線に触れてもインです。ただしサーブだけは例外で、キッチンの線に触れたらフォルトになります。

スコアコールの手順

ダブルスでは、サーブの前に 3 つの数字を声に出します。

  1. 1 つ目に、サーブする側の得点を言います
  2. 2 つ目に、レシーブする側の得点を言います
  3. 3 つ目に、自分がペアの 1 人目のサーバーなら 1、2 人目なら 2 を言います
  4. ゲーム開始時はサーブできるのが 1 人だけなので「2 人目」として扱い、「ゼロ・ゼロ・ツー」から始めます

連盟のページによると、コールはパドルでボールを打つ前までに言い終えればよいことになっています。

反則になるプレーとよくある失敗

フォルトとは、ルールに反してプレーが止まるすべての行為のことです。レシーブ側のフォルトはサーブ側の得点になり、サーブ側のフォルトはサーバーの交代かサイドアウトになります。公式の要約に並ぶ主な例を、場面ごとにまとめました。

  • サーブが決められたエリアに入らない、またはネットにかかる
  • ツーバウンドルールを守らず、弾む前に打つ
  • レシーバーが、ボールを 2 回弾ませてから打つ
  • キッチンの中や線の上からボレーする
  • ボールがコートの外に出る
  • ラリー中に、体・ウェア・パドルがネットやポストに触れる
  • ラリー中のボールが、体や身につけているものに当たる

初心者がとくにやりがちなのは、リターンを空中で打ってしまうことと、ボレーの勢いでキッチンに踏み込むことです。練習では「最初の 2 球は弾ませる」「ボレーの後は一歩下がる」を合言葉にすると、自然に体が覚えます。

試合の多くはセルフジャッジで行われます。連盟の推奨マナーには、判断に迷ったら相手に有利に判定することや、時間がたってから「アウト」と言わないことが挙げられています。ルールと同じくらい大事な約束ごととして覚えておきましょう。

ルールを体で覚える練習の進め方

ルールは読むだけより、コートで一度試すほうが早く身につきます。次の順番で練習すると、短い体験の時間でも試合の形までたどり着きやすくなります。

  1. サーブだけを打つ: 下から、対角線に入れる練習を数本ずつ交代で行います。不安な人はドロップサーブから始めます
  2. サーブとリターンで止める: 2 球目まで弾ませる流れを確認し、3 球目でいったん止めます
  3. キッチンの線でディンクを打ち合う: ネット越しに弾ませて打ち合い、線を踏まない立ち位置を体に覚えさせます
  4. スコアコール付きで 1 ゲーム: 「ゼロ・ゼロ・ツー」から声に出して、11 点のゲームを通します

練習できる場所は全国のピックルボールコートのまとめで、ルールから教えてもらえる機会はピックルボール体験会の探し方で探せます。自分の道具を持つなら、公式大会で使えるかどうかの見分け方をピックルボールのラケット(パドル)の基礎知識で確認しておくと安心です。

なお、国内の統括団体は 2026 年 4 月に統合して「一般財団法人ピックルボール日本連盟」になりました。国内大会の運営方針や資格の扱いは統合特設サイトで案内されています。ルールの細かな改定があった場合も、公式の発表で確認してください。

よくある質問

Q. ピックルボールのサーブは上から打ってもいいですか?
A. 上から打つサーブは認められていません。腕を下から振り上げ、腰より低い位置で打つか、ボールを弾ませてから打つドロップサーブを使います。

Q. ツーバウンドルールとは何ですか?
A. サーブ後、レシーブ側とサーブ側がそれぞれ 1 回ずつボールを弾ませてから打つルールです。2 回弾んだ後はノーバウンドで打てます。

Q. キッチンに入ってはいけないのですか?
A. 入ること自体は反則ではありません。禁止されているのはキッチンの中や線の上からのボレーで、ボールが弾んだ後なら中に入って打てます。

Q. レシーブ側がラリーに勝つと点は入りますか?
A. 基本のサイドアウト方式では点は入らず、サーブ権が移るだけです。ラリーポイント方式で行う大会では点が入るので、要項を確認してください。

Q. 試合の最初に「ゼロ・ゼロ・ツー」と言うのはなぜですか?
A. ゲームの最初はサーブ側のうち 1 人しかサーブできないため、2 人目のサーバーとして数えるからです。3 つ目の数字はサーバーの順番を表します。

Q. サーブがネットに当たって入った場合はやり直しですか?
A. 2021 年の改正でレットは廃止され、正しいエリアに入ればそのままプレーを続けます。入らなかった場合はフォルトになります。

Q. ラインの上に落ちたボールはインですか?
A. どの線に触れてもインです。ただしサーブがキッチンの線に触れた場合だけはショートとなり、フォルトになります。

参考・出典

この記事の料金・日程・規定は、2026年9月28日に各公式ページを開いて確認した内容です。変更されることがあるので、利用の前に公式ページでご確認ください。

最終更新日: 2026年9月28日

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