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ピックルボール日本代表の選ばれ方と出場大会|2025年の選考と今

ピックルボール日本代表の選ばれ方と出場大会|2025年の選考と今

ピックルボールの日本代表とは、国内の統括団体が選考し、アジアや世界の国別の大会に日本チームとして派遣する選手のことです。2026 年 4 月に国内の 2 団体が統合して一般財団法人ピックルボール日本連盟になったため、代表の選び方も移り変わりの途中にあります。

結論から言うと、統合後の日本代表の選考基準について、連盟は 2026 年 9 月 29 日時点で「現在調整中」としています。一方で、統合前の 2 団体は 2025 年にそれぞれ独自の方法で代表を選んでいました。統合前の協会はポイント制度と選考大会、書類選考の 2 つのルートで、統合前の連盟は大会ごとの応募フォームや選抜大会で代表を募りました。統合後の 2026 年にも、ジュニアと大学生の国際大会に向けた代表募集が行われています。

この記事の要点

  • 統合後の代表選考基準は、連盟の特設サイトの FAQ で「現在調整中」とされています
  • 統合前の協会は 2025 年、ワールドカップに向けてポイント制度と書類選考で代表を選びました
  • 統合前の連盟は 2025 年、大学生・ジュニア・アジアの大会ごとに代表を募集しました
  • 2026 年は、タイで開かれたジュニアと大学生の大会に向けて、応募フォームとプレー動画で代表が募集されました
  • 代表を目指すなら、連盟のランキング・DUPR・会員登録の 3 つを押さえておくと動きやすくなります

対象読者: 大会で結果が出始め、日本代表という道があるのか知りたい人。子どもや学生の代表募集の条件を調べている保護者。

読了後にできること: 過去の選考の型をつかみ、次の代表募集が出たときに条件を読んで、応募に必要な準備をすぐ始められます。

ピックルボール日本代表の今の位置づけ

日本のピックルボールは、2026 年 4 月に統合前の日本ピックルボール協会と統合前のピックルボール日本連盟が一つになり、一般財団法人ピックルボール日本連盟として活動しています。統合の経緯や競技の全体像はピックルボールとは?の記事にまとめています。

統合前の協会と統合前の連盟が一般財団法人ピックルボール日本連盟に統合され、統合後の代表選考基準は現在調整中であることを示した図
統合前と統合後の代表選考

連盟の FAQ に書かれていること

連盟の統合特設サイト(2026 年 6 月 7 日の保存版)の FAQ では、統合の理由を、2032 年のブリスベン五輪での正式種目入りを目指し、国内の統一団体として新しい世界連盟に正式に加盟するためと説明しています。同じ FAQ には、代表選考に関わる項目が並んでいます。

FAQ の項目 連盟の回答(9 月 29 日時点の要約)
日本代表選手の選考はどうなりますか? 統合後の代表選考基準は現在調整中。確定次第お知らせ
既存のランキングポイントは引き継がれますか? DUPR は個人アカウントに紐づくので統合前後で継続して使える。国内ランキングポイントの扱いは調整中
両団体に登録している選手はどうなりますか? 移行措置は調整中

つまり、統合後の「共通の選考ルール」はまだ公式に発表されていません。ただし、統合前の 2 団体が 2025 年にどう選んでいたか、統合後の 2026 年にどんな募集が出たかを見ると、選考の型はある程度つかめます。

統合前の協会が2025年に行った選考

統合前の日本ピックルボール協会は、2025 年 6 月に「ROAD TO PWC」という日本代表の選考プロセスをお知らせ(保存版)で発表しました。目標は、アメリカ・フロリダ州で開かれる Pickleball World Cup(PWC)の国別団体戦への派遣です。

統合前の協会の2025年の選考を、ポイント制度と選考大会で4名(予定)・約30万円、一般公募(書類審査)で2名(予定)・約15万円の2つのルートで比べた図
ROAD TO PWCの2つのルート

2つのルートの比較

お知らせから開ける選考プロセスの説明資料によると、日本からは 1 チーム(6 名予定)を選んで派遣し、選考のルートは次の 2 つでした。

項目 ① ポイント制度と選考大会 ② 一般公募(書類審査)
選ぶ人数 4 名(予定) 2 名(予定)
選び方 ポイント対象の 4 大会の戦績でポイントを集め、上位のペア(男子ダブルス 12 組・女子ダブルス 12 組)が 9 月 6 日の選考大会に出る 大会の戦績や経験をもとに書類で審査。エントリー締切は 2025 年 8 月 25 日、合格発表は 9 月 6 日
渡航費などのサポート 約 30 万円 約 15 万円

応募の条件とポイントの対象大会

応募の条件は、日本の市民権を持っていること、出生地が日本であること、日本の在留資格を持ち最低 5 年住んでいることのいずれかでした。団体戦には実力の上限もあり、2025 年 5 月 31 日時点の DUPR のレーティングが 5.5 未満である必要がありました。資料には、渡航期間や為替によっては費用が 35〜45 万円ほどかかる可能性があるとも書かれています。

ポイントの対象になったのは、6 月の浜名湖のツアー、7 月の愛知と大阪の大会、8 月の東京の大会の 4 つです。選考大会は 9 月 6 日に予定され、8 月 22 日には選考大会に出る選手が決まったとお知らせが出ています。どちらか一方のルートにしか参加できませんが、選考大会に出られなかった人は後から書類選考に申し込めると FAQ で案内されていました。

統合前の連盟が2025年に行った代表募集

統合前のピックルボール日本連盟は、1 つの選考制度ではなく、国際大会ごとに代表を募集していました。大会ページに書かれた方法を見ると、年代や大会の性格に合わせて選び方を変えていたことが分かります。

統合前の連盟の2025年の代表募集を、APUN 2025は選抜大会の戦績、Asia Pickleball Junior Open 2025は応募フォーム、APG2025はポイントとDUPRと自己推薦、PCLは8チームのトーナメントと大会ごとに並べた図
大会ごとの代表の選び方

大会ごとの募集の比較表

大会(2025 年) 対象と条件(公式の記載) 選び方(公式の記載)
大学生アジアピックルボールチャンピオンシップ(APUN 2025) 日本国籍、2025 年 7 月 15 日時点で大学に在籍する学生 西日本・東日本・関西の選抜大会の戦績から、男女各 4 名の計 8 名
Asia Pickleball Junior Open 2025 日本国籍、2007 年以降に生まれた人(ページの表記は「2007年生まれか、それ以下の方」)、保護者などの同伴が必要 応募フォームの内容で選考し、5 月中に発表
APG2025 Asia Pickleball Games 日本国籍 ポイント数の合計、DUPR、自己推薦(特に 35 歳以上・50 歳以上)。応募締切は 10 月 31 日、発表は 11 月 8 日
PCL ナショナルチーム選抜大会 ドラフトに登録した選手 8 チームのトーナメントを 11 月 22 日に行い、優勝チームが中国・深圳の大会へ

費用と開催地の補足

大学生の大会では、協賛を受けて連盟が東京からの渡航費と宿泊代を負担すると書かれていました。ジュニアの大会では、トップ選手の渡航費を連盟が負担し、それ以外は基本的に自己負担という案内です。

APG2025 は、日本がホスト国となり 2025 年 12 月 14 日に有明テニスの森で開かれる予定で、Team Japan が 6 チーム、35 歳以上と 50 歳以上がそれぞれ 4 チームの構成でした。ただしページには、雨の影響で安全面と競技環境の確保が難しいと判断し、中止したという報告が載っています。

統合後の2026年の代表募集

統合から間もない 2026 年 4 月 21 日、連盟はタイで開かれる 2 つの国際大会に向けて日本代表の募集を出しました。統合後の選考基準は調整中ですが、実際の募集はこの形で行われています。

2026年の代表募集で、Team Japanは航空券や宿泊費などのサポートがあり、Team Japan Risingは原則として自己負担で、どちらも3分以上のダブルスのプレー動画が必要なことを示した図
Team JapanとRisingの違い

2つの大会の募集内容

項目 AFP Junior Open 2026 AFP University Championship 2026
期間 2026 年 7 月 28 日〜30 日 2026 年 7 月 31 日〜8 月 2 日
会場 タイ・マヒドン大学 タイ・マヒドン大学
対象 日本国籍。U12・U14・U16・U18(生まれ年で決定) 日本国籍。現役の大学生か大学院生
選ぶ人数 合計約 20 名の予定 合計約 10 名の予定
応募の方法 応募フォーム。3 分以上のダブルスのプレー動画が必要。締切は 4 月 30 日 同じく応募フォームとプレー動画。締切は 4 月 30 日

Team Japan と Team Japan Rising

どちらの大会も、選考の枠は 2 つに分かれていました。「Team Japan」は航空券や宿泊費などのサポートがある日本代表チーム(選手本人のみ)、「Team Japan Rising」は次世代の代表チームで、渡航費と宿泊費は原則として自己負担です。選ばれた人には日本代表のユニフォームが無償で贈られ、ダブルスのペアは希望を受け付けたうえで連盟が最終的に決めると書かれています。

日本代表が出る主な国際大会

ここまでに出てきた大会を、代表の年代ごとに整理します。開催地や時期は年によって変わるので、次回の大会は主催者と連盟の発表で確かめてください。

大会 対象の年代 過去の開催(公式の記載)
Pickleball World Cup(国別団体戦) 一般 2025 年はアメリカ・フロリダ州の The Fort
Asia Pickleball Games(APG) 一般・35 歳以上・50 歳以上 2025 年は有明テニスの森で予定されたが中止
AFP University Championship(大学生の大会) 大学生・大学院生 2025 年はベトナム・ダナン近郊、2026 年はタイ・マヒドン大学
AFP Junior Open(ジュニアの大会) U12〜U18 2025 年はベトナム・ダナン近郊、2026 年はタイ・マヒドン大学
PCL Asia(チーム戦) 一般 2025 年 12 月に中国・深圳

国内の大会で経験を積みたい人は、秋から冬の日程を大会日程の一覧にまとめています。国際大会として国内で開かれる大会もあり、区分の見方は大会の種類と探し方で説明しています。

日本代表を目指す人が今からできること

統合後の選考基準が決まるまで、何をすればよいか迷う人もいると思います。2025 年と 2026 年の募集を見ると、どの選考でも使われていた材料があります。次の順に整えておくと、募集が出たときにすぐ応募できます。

会員登録、DUPRのアカウントと公式戦、連盟のランキング、3分以上のプレー動画、国籍や年齢の条件、連盟のお知らせの確認という6つの準備を順に並べた図
代表を目指す6つの準備

6つの準備

  1. 連盟の会員登録を済ませる: 統合前の連盟の大学生の大会では、代表に決まった人に個人会員登録を求めていました。国内の大会に出るためにも必要です
  2. DUPR のアカウントを作り、公式戦に出る: DUPR は統合前後で継続して使えると FAQ に書かれています。2025 年の選考では DUPR の上限や数値が使われました
  3. 連盟のランキングで自分の位置を見る: 連盟は毎月ピックルボールジャパンランキングを公開しています。9 月度のお知らせでは、シングルス・ダブルス・混合ダブルスを 19 歳以上・35 歳以上・50 歳以上の年代別に集計していると案内されています
  4. 3 分以上のプレー動画を用意する: 2026 年の募集では、ダブルスのプレー動画が必要でした。試合を撮っておくと、急な募集にも間に合います
  5. 国籍や年齢の条件を確かめる: 募集ごとに国籍、生まれ年、在学の条件が違います。応募する前に要項を読みます
  6. 連盟のお知らせを定期的に見る: 2026 年の募集は 4 月 21 日に出て、締切は 4 月 30 日でした。募集期間が短いことがあります

ルールや審判のコールを英語の大会でも落ち着いて聞けるように、ピックルボールのルールの整理で基本を見直しておくのもおすすめです。

代表が出る国際大会の位置づけは「世界大会の種類と主なツアー」で確認できます。

オリンピックとピックルボールの今の関係(LA28の実施競技の一覧、国際連盟を名乗るGPFとWPF、日本の連盟が書いている目標)は「ピックルボールはオリンピック種目?」で、公式の記載だけで並べています。

よくある質問

Q. ピックルボールの日本代表は今どうやって選ばれていますか?

A. 統合後の代表選考基準は、連盟が「現在調整中」としています。2026 年は大会ごとに応募フォームとプレー動画で募集がありました。

Q. 日本国籍がないと日本代表になれませんか?

A. 2025 年のワールドカップ向けの選考では、市民権・出生地・5 年以上の在留のいずれかが条件でした。募集ごとに条件が違うので要項を確認してください。

Q. 子どもでも日本代表に応募できますか?

A. ジュニアの国際大会に向けた募集があります。2026 年は U12 から U18 までの区分で、保護者などの同伴が条件でした。

Q. 日本代表になると費用はかかりますか?

A. 募集によって違います。2026 年の Team Japan は航空券や宿泊費のサポートがあり、Team Japan Rising は原則として自己負担でした。

Q. 統合前に集めたランキングポイントは使えますか?

A. 国内ランキングポイントの扱いは調整中と FAQ に書かれています。DUPR は個人のアカウントに紐づくので、統合後も使えます。

Q. 50歳以上でも代表を目指せますか?

A. 2025 年の APG2025 の募集には 35 歳以上と 50 歳以上の代表チームの枠がありました。今後の募集でも年代別の枠を確認してください。

参考・出典

この記事の選考方法・条件・日程は、2026年9月29日に各公式ページを開いて確認した内容です。統合後の選考基準は変わる可能性があるので、応募の前に公式ページでご確認ください。

最終更新日: 2026年10月9日

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