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ピックルボールの服装|季節と会場別の選び方

ピックルボールの服装|季節と会場別の選び方

ピックルボールの服装とは、コートで前後左右に動きやすく、靴底でコートを傷めず、ボールと見分けやすい服と靴のことです。国内の連盟の案内は「動きやすい服装」で、服の種類や素材まで決めた記述は見当たりません。

結論から言うと、まず施設と主催者の指定を読み、次に会場(屋内か屋外か)と季節で持ち物を足す、という順で決めると迷いません。ルールブックが服装について決めているのは、基本原則の「ボールの色に近い服を避ける」(第 1 節)と、大会での図柄・靴底・着替えの決まり(第 18.B 条)です。帽子やサングラスなど身に着けた物にも、プレー中の扱いを決めた条文があります。

この記事の要点

  • 統合前の協会のルールページ(保存版)は「まずは動きやすい服装で」、東京タワーレッスンのページは「動きやすい服装」と案内しています
  • ルールブック第 1 節の基本原則に、ボールの色に近い服を避けることが挙がっています
  • 大会では、服の図柄や文字は good taste(品位のあるもの)とされ(第 18.B.1 条)、靴底はコートに跡を付けたり傷めたりしないものです(第 18.B.2 条)
  • 帽子やサングラスなど身に着けた物にも、ネットやキッチンに触れた時の条文があります(第 10.C.3・10.J・11.A.1・13.G 条)
  • 連盟の熱中症予防のページには、大会で暑さ指数(WBGT)に応じて休憩や中断を判断する基準が載っています

対象読者: 初めて体験会や練習会に行く前に、何を着ていけばよいか確かめたい人。大会に出る前に服装の決まりを知っておきたい人。

読了後にできること: 連盟とルールブックが服装について書いていることを確かめたうえで、会場と季節に合わせて服と持ち物を決められます。

連盟と主催者の案内は「動きやすい服装」

国内の連盟のページのうち、見た範囲で服装に触れていたのは、公式ルール・体験レッスン・基本情報のページです。服の素材や形を決めた記述はありませんでした。競技の全体像は「ピックルボールとは?」にまとめています。

公式ルールのページは「まずは動きやすい服装で」、東京タワーレッスンのページは動きやすい服装、車いすピックルボール体験の案内は動きやすい服装・体育館シューズ・飲み物と書いていることを並べ、施設の指定が先と添えた図
連盟と主催者の案内の書き方

各ページの書き方

  • 統合前の協会のルールページ(保存版)は、「パドルとボールがあればできる」の項に「まずは動きやすい服装で」と添えています
  • 同じく統合前のサイトにある連盟の東京タワーレッスンのページは、当日用意するものに水分・タオル・自分のパドル(持っている人)を、服装にテニスシューズかランニングシューズと動きやすい服装を挙げています
  • 統合前の協会の基本情報のページ(保存版)には、パドルのデザインは自由度が高く、おしゃれなウェアをまとってプレーする人も多い、と書かれています
  • 日本パラピックルボール協会の 2025 年 7 月の車いすピックルボール体験の案内は、持ち物を動きやすい服装・体育館シューズ・飲み物としていました

統合前の協会のプレイ・参加するのページ(保存版)には服装の記載はなく、パドルやボールのレンタルを 2024 年度から中止していると書かれています。

施設の指定が先

靴や服の指定、更衣室やレンタルの有無は、施設ごとに公式ページで決まっています。ここでは細かく並べず、東京の施設は「東京でできる場所」、池袋は「Sansanピックルボールコート池袋」、豊洲は「PICKLEBALL PARK TOYOSU案内」にまとめています。行く施設が決まったら、まずその公式ページの持ち物と服装の欄を読みましょう。靴の選び方は「シューズの選び方」に任せます。

ルールブックが服装について決めていること

USA Pickleball の2026年版の公式ルールブックで服装に触れているのは、第 1 節の基本原則と、第 3 部の第 18.B 条です。第 3 部は大会のプレーにだけ当てはまる規則なので、練習会や体験会では施設と主催者の指定が先になります。

第1節の基本原則はボールの色に近い服を避ける、第18.B.1条は図柄や文字はgood taste、第18.B.2条は靴底はコートに跡を付けない、第18.B.3条は不適切とされた服は着替える、第18.B.4条は着替えを拒むと試合の没収があり得ることを並べた図
服装についての条文

第18.B条の4つの項

第 18.B.1 条では、服の図柄・記章・絵・文字は good taste(品位のあるもの)でなければならないとされています。第 18.B.2 条では、靴底はコートに跡を付けたり傷めたりしないものです。第 18.B.3 条で、大会ディレクターが不適切と判断した服は着替えなければならず、ボールの色に近い服もこれに含まれます。試合中の着替えには審判のタイムアウトが使われます。第 18.B.4 条では、着替えを拒むと、大会ディレクターはその選手の試合を没収にできます。第 16.K 条にも、大会ディレクターが着替えを求める権限が書かれています。

条文 決まっていること 当てはまる場面
第 1 節(基本原則) ボールの色に近い服を避ける プレー全般
18.B.1 図柄や文字は good taste 大会
18.B.2 靴底はコートに跡を付けない・傷めない 大会
18.B.3 不適切とされた服は着替える(ボールの色に近い服を含む) 大会
18.B.4 着替えを拒むと試合の没収があり得る 大会

ボールの色に近い服を避ける

第 3.C.3 条では、ボールは 1 色で、色はさまざまでよいとされています。どの色の服が「近い」かは、その日に使うボールで変わるということです。大会なら要項の使用球、練習会なら主催者が使うボールの色を確かめ、上下ともその色に近い服は避けておくと安心です。大会の使用球の読み方は「ボールの規定と屋内用・屋外用の違い」をどうぞ。

帽子・サングラス・イヤホンなど身に着ける物

ルールブックには、選手が「身に着けたり持ったりしている物」に及ぶ条文がいくつかあります。服や帽子を選ぶ時に知っておくと、ラリーの中で慌てずに済みます。

サーブの後にボールが服や帽子に当たると当たった選手のフォルト、帽子が自分の側のコートに落ちてもラリーは続く、ボレーの結果で帽子がキッチンに触れると反則、大会の試合中のイヤホンは着けられないことを並べた図
身に着ける物に関わる場面

ボールやネットに触れた時

第 10.C.3 条では、サーブの後にボールが選手や身に着けた物に当たると、当たった選手のフォルトです(パドルと、パドルを握った手首から先は除く)。第 13.G 条では、ボールが生きている間に、選手や身に着けた物がネットや支柱に触れるとフォルトです。統合前の協会のルールページ(保存版)も、ラリー中に身体・ウェア・パドルがネットやポストに触れること、ボールが身体・ウェア・メガネなどに当たることをフォルトの例に挙げています。

落ちた帽子とキッチン

第 10.J 条では、身に着けた物や持った物が自分の側のコートに落ちても、ボールがその物に当たっても、ラリーは続きます。例外は、ボレーの結果としてその物がキッチンに触れた場合で、第 11.A.1 条の反則です。場面ごとの例は「キッチンのルールと反則の例」で扱っています。

直すのはラリーの間、大会ではイヤホンを外す

第 10.I 条では、ラリー中に用具や服に問題が起きても、ラリーは最後まで続けます。第 10.K 条で、ラリーとラリーの間なら、ゲームの流れを妨げない範囲で、素早く水を飲む・汗をふく・用具や服を直すことができます。第 18.D 条では、大会の試合中は、ヘッドホンやイヤホンなど音声で通信できる機器を身に着けたり使ったりできません(処方された補聴器などは除く)。

場面 扱い 条文
サーブの後、ボールが服や帽子に当たった 当たった選手のフォルト 10.C.3
ボールが生きている間に、服や帽子がネットに触れた フォルト 13.G
帽子が自分の側のコートに落ちた ラリーは続く 10.J
ボレーの結果、帽子がキッチンに触れた 反則 11.A.1
ラリーの間に服を直す 流れを妨げない範囲で素早くできる 10.K
大会の試合中のイヤホン 着けられない(補聴器などを除く) 18.D

屋内・屋外・夏・冬に足す持ち物

ここからは、連盟と主催者の案内にある「動きやすい服装」「水分」「タオル」を土台に、会場と季節で足すものを編集部で整理します。施設の指定がある時はそちらが先です。

土台は動きやすい服装・水分・タオルで、屋内は施設が指定する靴、屋外は日焼けと熱中症への備えと落ちにくい帽子、夏は着替え、冬は脱ぎ着しやすい上着を足すことを並べた図
会場と季節で足すもの

屋内と屋外

屋内の体育館では靴の指定がある施設があり、日本パラピックルボール協会の体験の案内のように体育館シューズを持ち物に挙げる会もあります。屋外では日差しと気温が加わります。豊洲の屋外の施設は、公式サイトで持ち物に日焼けと熱中症への備えを挙げています(詳しくは「PICKLEBALL PARK TOYOSU案内」)。帽子やサングラスを使うなら、前の章の条文を考えて、走っても落ちにくいものを選んでおきましょう。

夏の大会と熱中症予防の基準

統合前のサイトに残る連盟の熱中症予防のページには、連盟が主催・共催する大会で、環境省が公表する暑さ指数(WBGT)に基づいて休憩や中断を判断する基準が載っています。21℃〜25℃未満は「注意」で水分・塩分補給を呼びかけ、28℃〜30.1℃未満の「厳重警戒」では頻繁な休憩に加えて氷や冷却タオルなどで体を冷やす対応を行い、32.2℃以上でプレーの一時中断の検討を始める、とされています。症状が見られたら無理にプレーを続けず、大会本部やスタッフに申し出るよう書かれています。

冬と季節の変わり目

寒い時期は、脱ぎ着しやすい重ね着にしておくと、第 10.K 条のとおりラリーの間に素早く直せます。大会では、ゲームとゲームの間の時間は 2 分までです(第 21.F.1 条)。

会場・季節 土台 足すもの
屋内 動きやすい服装、水分、タオル 施設が指定する靴(体育館シューズなど)
屋外 動きやすい服装、水分、タオル 日焼けと熱中症への備え、落ちにくい帽子
夏 動きやすい服装、水分、タオル 着替え、大会では暑さ指数の基準を確かめる
冬 動きやすい服装、水分、タオル 脱ぎ着しやすい上着

体験会や大会の前に服装を確かめる手順

行く前に確かめる順番を決めておくと、当日に着替えや買い足しで慌てずに済みます。

施設の公式ページを読む、主催者の案内を読む、使用球の色を確かめる、会場と季節で持ち物を足す、身に着ける物を見直すの5つを順に並べた図
服装を確かめる5つの手順

行く前に確かめる5つ

  1. 施設の公式ページを読む: 靴と服装の指定、更衣室の有無を確かめます
  2. 主催者の案内を読む: 体験会やレッスンの持ち物と服装の欄を確かめます
  3. 使用球の色を確かめる: 大会なら要項で使用球を見て、その色に近い服を避けます(第 1 節・第 18.B.3 条)
  4. 会場と季節で持ち物を足す: 屋内か屋外か、夏か冬かで、上の表の「足すもの」を加えます
  5. 身に着ける物を見直す: 帽子やサングラスは落ちにくいものにし、大会の試合中はイヤホンを外します(第 18.D 条)

初めての体験会で迷ったら

迷ったら、動きやすい服装と施設が指定する靴、水分とタオルの 4 つです。連盟の東京タワーレッスンの案内も、水分とタオル、靴と動きやすい服装を挙げています。体験会の探し方と当日の流れは「体験会の探し方と当日の流れ」、始めてから続けるまでの道のりは「ピックルボールの始め方」にまとめています。

よくある質問

Q. ピックルボールに決まったユニフォームはありますか?

A. 連盟の案内は「動きやすい服装」で、服の種類を決めた記述は見た範囲ではありません。大会では、図柄や文字を good taste とする決まりがあります(第 18.B.1 条)。

Q. テニスやバドミントンのウェアで参加できますか?

A. 連盟の案内は「動きやすい服装」なので、動きやすいものなら使えます。施設や主催者に服装の指定がある時は、そちらに従ってください。

Q. ボールと同じような色の服を着てもよいですか?

A. ルールブックの基本原則では、ボールの色に近い服を避けるとされています。大会では着替えを求められることがあります(第 18.B.3 条)。

Q. 帽子をかぶってプレーしてもよいですか?

A. ルールブックに帽子を禁じる条文はありません。ただし、ボレーの結果キッチンに触れると反則(第 11.A.1 条)、ネットに触れるとフォルト(第 13.G 条)です。

Q. 大会でイヤホンをしてもよいですか?

A. 第 18.D 条で、大会の試合中は音声で通信できる機器を身に着けたり使ったりできないとされています。処方された補聴器などは除かれます。

Q. 夏の屋外で準備しておくものはありますか?

A. 屋外の施設には、日焼けと熱中症への備えを持ち物に挙げるところがあります。連盟の大会には、暑さ指数に応じた休憩や中断の基準があります。

参考・出典

この記事の服装の規定と、連盟・主催者・施設の案内は、2026年10月1日に各公式ページを開いて確認した内容です。ルールブックは毎年改定されることがあり、施設や主催者の案内も変わることがあるので、行く前に各公式ページと大会の要項をご確認ください。ルールブックの原文は転載せず、条文番号つきで要点をまとめています。

最終更新日: 2026年10月7日

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